施工作品

東京ミッドタウン 21_21DESIGN SIGHT

東京ミッドタウン内に施工された、建築家 安藤忠雄氏 設計の建築工事
平成18年度 (株)竹中工務店様

世界的に有名な建築士(安藤忠雄氏)の設計なので型枠大工としては施行前、とても緊張しました。

安藤氏も現場に何度も足を運んできました。こちらもミスがあるとやり直しになりかねないので、通常気にならない施行も確認しながら行いました。

たとえば型枠のケガキ線も丁寧に雑巾がけをして、コンクリートに汚れを出さない様にしたり、釘の打つ位置やコンクリートの質も指定されてました。

また型枠工事ではコンクリート打設の時に水分が抜けないよう、特殊な桟木を初めて今回の現場で使用しました。

当初は緊張と不安で身震いをする思いでしたが ひとつひとつの作業に達成感を感じされられる貴重な経験をさせて頂きました。


建築データは「21_21DESIGN SIGHT」ホームページをご覧ください。

※写真等の無断転載はお断り致します。

 

2016年10月01日

型枠の美しさ(みなみ野の家)

八王子市にあるデザイナー設計,打放しの建築工事
平成23年度  京王建設(株)様

八王子市の新興住宅街に建つ、ひときわ目立つ3階建ての建物です。この家はクライアントが細部まで徹底的にこだわった最高の「自己満足」を追求した家

ディテール

室内車庫は、特に全面直打ち放しの品質にこだわっており、蛍光灯の光がコンクリートに反射する光沢が美しく、コンクリート面の素の素晴らしさが、写真を見ただけで感じ伝わって来るのではないでしょうか?
庇(ひさし)のように下部の支えが無く、コンクリートが直角に交わる場所は施工的に精度が要求されます。そのためにかなり手間を掛けて施工しました。

施主が一番こだわったのが、この丸柱です。コンクリートの打ち放しでは曲面の施工が一番難しく、施工者として気を使いました。
開口に広さがあり、精度を要求される中で窓の納まりも良く仕上がりました。
庇(ひさし)のように下部の支えが無く、コンクリートが直角に交わる場所は施工的に精度が要求されます。そのためにかなり手間を掛けて施工しました。
この家の最大の見せ場はこの屋上への階段です。打ち放しでは、通常はベニヤ板で施工をするのですが、ここでは、今では珍しい杉板を使用し、杉の木目をコンクリート面に出す方法を取り入れています。

 

2016年10月02日